MELC(長岡ゼミ)のブログ

みんなでさんぽ

| コメント()

6月17日、とてもよく晴れた土曜日の朝。通い慣れた通学路をジリジリ照りつける太陽を背に受けながらゆったり歩きながら飯田橋西口に向かいました。今日参加するのはひらがなネットが毎月開催しているみんなで散歩です。116回目となる今回は飯田橋から神楽坂を巡り市ヶ谷までを歩きます。

ひらがなネットは日本に住む外国人を日本人と繋げる活動をしています。イベントには様々な国籍の方が参加する。この時は中国人、タイ人やベトナム人が来ていた。10時20分に飯田橋に集合した散歩の参加者はなんと25人。バッチをいただき、胸につけ、いざ出発!最初は東京大神宮へと向かった。目的地に着くまでは自己紹介をしたり、雑談したり、写真を撮ったり、思い思いに過ごしながら向かう。すると緑で生い茂る厳粛な雰囲気漂う東京大神宮が見えてきた。お参りを済ませたところ、ちょうど結婚式が行わるらしい。これにはみんなで感激したことを覚えている。伊勢神宮から来ているわらび餅と麦茶を飲見ながら涼み再出発。


緑いっぱいな東京大神宮

 

次は毘沙門天善国寺をめざして坂を登っていく。今度は先ほどの緑とは違い赤い寺があった。毘沙門天善国は狛犬ではなく虎がいてなぜなのかと自然に話が弾んでワクワクした。いよいよ神楽坂の小道を散策開始だ。狭い石畳を一列になり入っていいくと東京にいるとは思えないような古風な建物や風景、生活スタイルが広がっていた。


玄関先にドライトマト

 

神楽坂をすこし歩いてみて気づいたことはフランス料理の店やフランスの国旗を店先に出している店が多いこと。石畳だしどこかパリにいるようなきがしてくる。神楽坂は日本的かつ国際的なのかもしれない。小道を抜けて東京理科大学の数学体験館についた。ここは学生が運営スタッフを行っていて数学を実験から目でみて体で感じ体験できる施設だ。言葉を必要としない空間だった。「すごいですね」といって同じものを共有できた。数学に国境はないんだなと改めて実感できた。

数学体験館

 

最後に念願のお昼ご飯とJICA地球広場。ここまで歩き詰めでみんなお腹はペコペコだった。そんな時に食べるお昼ご飯は最高だ。様々な国の料理を食べて「ここの国の料理は炭水化物が多いんですね」「ベトナムでは普段どんなものを食べるんですか」と。何気ない会話が自然と3時間後にはできるようになっていた。満腹になり、JICA地球広場では民族衣装をきたり、世界の情勢を知ったり過ごした。帰りの市ヶ谷駅に向かう時間になってしまった。なんだか寂しい気持ちに襲われた。この気持ちはなんなのか名残惜しいのかまだまだ続いて欲しいのか。この時はわからなかったけれど、きっとこの人たち二度と会うことがないと思ったからだと思う。けれどひらがなネットに参加していれば再び出会うことがあるかもしれない。ひらがなネットは本当にネットワークであることを認識できた。

「外国人と日本人をつないで、みんなが暮らしやすい社会にしたい」「言葉の問題を解決して、外国人にも暮らしやすい日本にしたい」という思いをもって活動しているひらがなネット。今回参加してみて思ったことはいかにこのような散歩の場が大切か気づいた。在住外国人にとって、日本の社会は決して暮らしやすいとは言えない。日本人は外国人に心を開くのが苦手だったり、日本語をうまく話せない相手とコミュニケーションを積極的に取ろうとしなかったりするため、異文化を背景に持つ人は、地域になじむことができず、孤独な思いを抱えてしまう人が多いと思う。散歩の場が孤独な外国人の助けになれればいいなという願いをもって次回に散歩にも参加しようと思う。

 

民族衣装

 

カテゴリー: Julia 越境レポート

コメント

What's New

twitter

booklog