MELC(長岡ゼミ)のブログ

対話によって見えた自分自身

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6月17日、文京区にあるエンパブリック根津スタジオに行ってきた。エンパブリック根津スタジオに行くのは二回目であり、前回は若者が投票したくなる選挙について様々な業界の人とディスカッションをした。ゼミ以外で大人と真剣に意見を交換する事がとても楽しかったし、ファシリテーターのエンパブリック代表広石さんはどんな意見でも優しく受け入れてくれ話を広げてくれた。そして様々な視点からの意見は自分の価値観を広げる大きなキッカケとなり、エンパブリック根津スタジオは私にとってお気に入りの越境先となった。そんなエンパブリック根津スタジオで今回取り上げられたテーマは「日本の若者の自己効力感は本当に低いのか?」だった。自己効力感とは自分自身の行動への自信や物事をポジティブに捉えられる姿勢の事だ。内閣府の調査では今の日本の若者は上手くいくか分からない事に対し意欲的に取り組むという意識が低いそうだ。要するに今の若者は自分に自信をもっていないという事だ。

 

 イベントには私を含めて5人の参加者が集まり、その中で学生は私だけだった。まず初めに日本の若者の自己効力感に最も影響を与えているのは何かを皆で話し合ってみた。私は、日本では謙虚な姿勢が評価を得ることが多く、スポーツの世界でも日常生活でも自信を表に出しにくいと感じていて、日本のお国柄が関係しているのではないかと思っていた。他の参加者からは、小さい時から親や周りから個性を褒められる事が少なく自分を評価する基準がないことから「家庭環境」という意見がでた。確かに自分の行動が評価されて初めて自信に繋がるなと思った。

対話を進めていくうちに参加者の中でも自己効力感の低い人、高い人が分かれたのでお互いにどんな意識の差があるのかを話し合ってみると自己効力感が低い人は完璧を求めすぎ自分が決めた完璧なゴールにたどり着かないと、失敗とみなしてしまい成功体験が少ないため自己効力感が下がってしまうのではないかという結論になった。

逆に自己効力感の高い人は「根拠のない自信」があるという。10回やって1回成功すればいいとおもっていて9回の失敗の中からも何かしらの成功を見つけ出そうとしていることが分かった。どの程度を成功と認めるかの意識によっても自己効力感の高い、低いは変わってくる。そして自己効力感を高めるためには成功体験が不可欠という事だ。

 

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今回の様に対話の中で相手に自分の事を説明する事で自分自身が、どんな人間なのかが見えた瞬間があった。人の考えや価値観に触れる事で自分自身が見えてくるものなのだなと感じた。

 

 

 

カテゴリー: あらいくん

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