MELC(長岡ゼミ)のブログ

b-labで感じた、関わる姿勢が生み出す空気感

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「b-lab(ビーラボ)は、いつでも、なんでも挑戦できる中高生の秘密基地です。」 
(b-lab HPより)

 b-labは中高生の放課後の遊び場でもあるが、中高生のやりたいという思いを応援する挑戦の場でもあり、中高生とスタッフで共にその思いを形にしていくことができる。
実際に、中高生主体で動き、冊子などの完成物を製作するマイプロジェクトなど中高生を応援する様々な取り組みがある。私がb-labについて
過去に
書いた記事があるので、そちらも参考にしていただくとよりイメージがつきやすいだろう。

 私はb-labに今年の4月から参加している。当初から「中高生と遊べる場はすごく楽しそう。その中で、中高生のお手伝いができるならなおさら良いな」という思いで関わっており、どちらかというと中高生の遊び相手として関わることが多かったように思う。そんな中、私の考え方が少し変わることになった、ある高校生とのやりとりがあった。

 私の仲良しの子に、たまちゃんという男子高校生がいる。たまちゃんは高校3年生で、大学受験を控えており、b-labによく勉強をしにくる。彼の休憩の際に一緒にスポーツをやったり、一緒に過ごすことが多い。
私以外の学生スタッフも感じてることだが、仲良くなった中高生ほど「将来の夢」や「自分のやりたいこと」のような真面目な話はしづらいものだ。たまちゃんもそんな真面目な話がしづらいひとりだった。

 11/30 私がいつものようにb-labに来て、中高生たちと遊んでいるとたまちゃんが友達と一緒にb-labへやってきて声をかけてくれて、勉強はどうだの、最近はこんなことがあっただの、一緒に他愛もない話をし始めた。

 しばらくすると、たまちゃんが「差別と区別って何が違うと思いますか?」と聞いてきた。突然、話の方向性が変わり、「なんでその話なの?」と聞いてみると、最近授業で差別について話し合ったらしく、そこから差別と区別についてずっと自分で考えていたのだという。一緒にいる友達を横目に、少し気まずそうにしながらも「僕の考えたこと聞いてもらえませんか?スマホにメモってあるんで!」と言ってホワイトボードに自分の考えを書き始めた。


IMG_3577.jpg                   たまちゃんが「差別と区別」について自分の考えを書いてくれたもの

 たまちゃんの話を聞き、私がそれに対して意見を言う。そんなやりとりをしていると気になって話に入ってくる職員の方もいた。その方も交えて議論をしていると、最終的には「差別と区別」の話だけでなく、様々なテーマについて話し合っていたように思う。

 夢中になって話していると、1時間30分ほど経過しており、たまちゃんが「勉強をしなくちゃ」と言ってその場は締めくくられた。その際に「お二人ともありがとうございます。こういう話好きなんですけど、普段はあまりできないから楽しかった!」と言ってくれたことはとても嬉しかった。

 振り返ってみると、これらのやりとりはたまちゃんにとって、とても勇気のいることだったと思う。普段、真剣に悩んでいたとしても、仲良くおしゃべりしたり遊んだりしている人に突然、「差別と区別の違いについて話をしよう」とはなかなか言いだせるものではないだろう。場合によっては友達にひかれてしまうこともあるかもしれない。

 だが、b-labはそんな真面目な話も口にできる場だと今回のやりとりを通して改めて感じた。やりたいという思いを応援する職員がおり、それに答える中高生がいる。そのようなお互いの関わり合いが、b-lab全体に「やりたい」という気持ちを口に出すことができる雰囲気を作っているのではないだろうか。

 たまちゃんとのやりとりを通して、そんなb-lab独特の雰囲気再確認することができ、それをより高めていく関わり方をしたいと感じることができた貴重な体験だった。

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カテゴリー: やぎちゃん 越境レポート

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