MELC(長岡ゼミ)のブログ

learning festival〜学びの100倍返し〜

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“プレイフルとは、物事に対してワクワクドキドキする心の状態をいう。どんな状況であっても、自分とその場にいる人やモノを最大限に活かして、新しい意味を創り出そうとする姿勢とでも言ったらいいのだろうか。”(引用:プレイフル・シンキング/宣伝会議)

初めてプレイフル・シンキングを読んだとき、ただならぬ興奮を感じたのを覚えている。このときから、上田先生のつくる場のデザインにとても興味を抱き、いつか生・上田先生にお会いしてみたい!と思っていた。そして今回、同志社女子大学上田ゼミ(通称:girls band)が東京でワークショップを開催するということで、迷わず参加した。 

「learning festival〜学びの100倍返し〜」produced by girls band

テーマは、「Learning is POP ART」。どうやら、日頃、身近に溢れている学びについて改めて考え、多くの方々と一緒に驚き合い、分かち合い、語り合うPOPでARTな学びの祭典(learning festival)らしい。イベント当日までに、事前に4つのmissionが課せられた。

【mission1】Dress code

〜"POP ART"というドレスコード〜 

【mission2】POP SWEETS

〜「このお菓子、美味しいからみんなにも知ってもらいたいな」というお菓子の持参〜

mission3】Bring magazines

〜一冊の雑誌を持参〜

【mission4】What is your learning?

〜何を学んで、何を感じているかを日常の中で違う角度から眺めてみる〜

そして、当日、イベント会場である内田洋行東京ユビキタス協創広場CANVASに到着。受付を済ますと、ネームカードと自分の顔写真が入ったお菓子の紹介カードが渡され、その場で持参したお菓子の紹介を書く。階段を降りると、そこにはPOPなウェルカムボードが待ち受けていた。

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girls bandのオープニングダンスを合図に、learning festival開始。

会場の空気が暖まったところで、壁に沿いながら全員で1つの輪を作り、「幸せなら手をたたこう」を歌いながら身体を使ってアイスブレイク。身体も暖まったところで、CUTS UP!というワークショップスタートがスタートした。まず、舞台に並んでいる参加者がmissionで持ち寄った雑誌から、自分の学びだと思うページを切り取るセッションから始まった。次に、グループごとに切り取ってきた「自分の学び」についてシェアし、みんなの学びを掛け合わせてみる。そして、真っ白なロッケンロール(大きなロール紙)に切り取った紙面を貼り、「learning is…」と名前をつけた。グループで切り取ってきた雑誌のページを並べてみると、最初はバラバラだったものも、それぞれの学びについて対話をしていく内に、私たちのグループは「learning is(自分の目と耳で)常識を疑え!」というテーマが見えてきた。これは、ある親子の写真を見て、一見親子に見えても、実は子どもに見える方が大人で、大人に見える方は子どもかもしれないということを読み取ったことからはじまった。物事の見え方を変えるだけで新たな学びに気づく事ができるのではないだろうか。

762761900833.jpg その後、ワールドカフェ形式で他のグループの「学び」を垣間見て、振り返りを行った。私は、短時間で直感的にいくつもの雑誌のページを切り取り、それを眺めてみることで、自分が普段意識していない興味や、潜在的な「学び」が可視化されていたように感じた。しかも、それが年齢も違えば興味も違う人々が混じり合うことで、予期しなかった発見に出会うことができる。ここが面白かった。例えば、今回のlearning festivalのテーマもPOP ARTの“ART”の部分には、私たちがイメージするいわゆるアートとは違う意味付けがされていた。私たちが普段仕事でしんどいな、嫌だなあと感じることも、誰かの学びになっているかもしれない、と。学びは自分のものだけでなく、みんなのものであるという想いが“ART”という言葉に込められていた

760580606220.jpg760977666366.jpgそして、突如フラッシュモブが始まる。3回生のPOP ARTな時間のはじまりだ。(今回のlearning festivalは基本的に4回生が企画運営している)

Scratchというプログラミングを用いて、みんなの声でデバイス上の上田先生の表情を笑顔にするワークショップだ。自分の声がリアルタイムで動きとして画面に反映されるだけでなく、隣の人と協力することで、会場に一体感が生まれた。また、何よりもプログラミングまでPOPに表現していて、楽しく体験的に学ぶことができた。

760977704494.jpg そして、break time。みんなで一斉に「開けゴマ!」と叫ぶと奥の扉が開き、カフェスペースが登場した。そこには「みんなに食べてもらいたいお菓子」が綺麗に並んでいた。持って来たお菓子には顔写真とお菓子の紹介カードが添えられていて、まさに「顔が見える」お菓子になった。八ッ橋や名古屋ケーキといったご当地ならではのお土産から、期間限定のたけのこの里まで同じように並ぶ。中には生煎餅というちょっと変わったお菓子も発見した。そんな色とりどりのお菓子を起点に「これどんな味ですか?」「見た目すごい色ですね」と話が弾み、たくさんの会話が生まれる空間だった。

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 おなかも心も満たされたところで、最後のセッションに移る。「POP CUBE TALK」というキューブを用いた振り返りタイムだ。ここでもキューブの1つの側面にだけ絵が描かれていて、パズルのピースを完成させるように、同じグループの人を探す仕掛けがあった。「なんで今日learning festivalに来たの?」など自分の疑問をもう1つの側面に言語化し、グループで疑問をシェアする。その後は、キューブを使って会場にいる人と話し回るフリータイム。ポイントは、ただ自由に人と話をしてください、と言われると何を話していいのかわからなくなってなかなか本題に入ることができないが、キューブがあることでかなり話しやすかった。コミュニケーションにおいてのツールの重要性を改めて感じたのだった。 

762758750465.jpg762758751432.jpgまだ話しきれていなかった人に話かけ、イベントも終盤に近づいた頃、最後は個人で5分間、誰とも話さずに自分と対話し、振り返りをした。そして、たまたま前方に座っていた私は、「全体に向けてプレゼンテーションをしてください」とマイクを振られ、ステージに上がる。思いがけず、とっさに「私は上田先生にお会いしてみたかったのはもちろん、この場に集まる人もどんな人なんだろう?と興味がありました。(良い意味で)変な人が多かったです。」と話した。その言葉の裏側には、girls bandに負けないくらい夢中になって踊ったり跳ねたりするのに、対話は超真剣なオトナの姿があった。声を思いっきり出したり、身体を動かしたり、シリアスに考えてみたり。良い意味で変なオトナが多かった。また、もう一つ参加していた学生について「発見」したことがある。法政大学の中にいると、所属する長岡研究室は“かなり変わっている”のだが、learning festivalではとても場に馴染んでいたように感じる。つまり、そんな一風変わったコミュニティはどの大学にも1つくらいは存在し、このイベントは変わり者が大集合したものだったのかもしれない。


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