10月12日（土）、コクヨのエコライブオフィス品川で行なわれた、『ぱぱとままになるまえに』という、「ぱぱとままになるまえの世代が集まって、みんなでちょっとセンパイのお話を聞く会」に行ってきました。（ぱぱとままになるまえにウェブサイトより引用 http://papamama.cc/）

（写真：会場のエコライブオフィス品川のテラス席。天気がよくて気持ちよかったです。）

▼「参加者だった人が妊婦さんになったよ！その２♡」
今回は『ぱぱとままになるまえに』に以前より参加していた方が妊婦になったということで、今まで同じ目線だった彼女が妊婦になり改めて「今のこと、これからのこと」をお話ししていただき、その後ワールドカフェにて「パートナーとの考え方が違うとき、どのようにしたらうまくいくのか」というテーマで参加者のみなさんと自身の赤裸々な経験を話しながら、価値観を交換しました。また休憩時間には、その場に連れてきていた赤ちゃんを抱っこしたり、参加者の妊娠出産の状況を詳しく聞いたりしました。

▼発見はいつでもナマモノ
今回一番衝撃だった体験、それは「赤ちゃんを抱っこすること」でした。今まで「自分が抱っこしている間に落としてしまったらどうしよう。」「どんな抱き方をすればいいかわからない。」「自分にこの子の命が委ねられている。」とまで深く考えてしまって、赤ちゃんを抱っこするという行為に対し、とてもコワイなあと感じていました。今日は一歩踏み出し、初めて抱っこするという経験をさせていただきました。やっぱりドキドキして「一瞬だけど自分がこの子の命を左右している」と緊張していた自分がいます。しかし、赤ちゃんの柔らかい肌や、小さな手足、カラダで感じた体温になんだか幸せな気分になりました。子を持つ母親はこんな緊張感を日々感じ、神経をすり減らしているのかという衝撃と同時に、子を持つという事はもしかしたら本当に幸せなことなのではないかと思いました。街で急に子連れの親に「すみません、抱っこさせていただけませんか？」なんて言えないけど、このような場があることによって、「命を委ねられる瞬間」を緊張と幸福感と共に感じる事ができました。

▼ 「 妊娠・出産・子育て・結婚」のライブ感
ぱぱとままになるまえのワカモノにとって「妊娠・出産・子育て・結婚」知識を得る機会は、今日の情報社会では割と簡単に得る事が出来ます。妊娠したらつわりがツラい、出産の方法は様々である、バースプランをどのようにたてるのか、ブログ「育児奮闘記」、恋愛〜結婚に至るまでの話…あげればどれもネットに載っていそうです。しかし知識を得るだけでは、人生の大きなイベントを自分のことのように具体的に想像することも、今妊婦さんが、産後を迎えた女性が、どのように感じているのかをリアルに知り得る事はできません。今回の『ぱぱとままになるまえに』での私の体験のように、そこに集まった人がどのように交流し、そしてどんな会話をもつかによって、これらのトピックへの向き合い方が大きく変化すると思いました。これがまさに、会場にわざわざ足を運び、参加費を払い、そこへ参加する意義、「ライブ感」であるのかなと思いました。

（写真：全体セッションでの様子。ひとりずつ当日の感想をシェアしました。）

▼マドレボニータでのこと、ぱぱままのこと
親になるということは、幸せな事ばかりではなく、産後の女性がどれほど閉ざされて不安定なのかを、NPO法人マドレボニータのインターンを通し、産後ヘルスケアの現場に足を運び、目にした事実です。産後ヘルスケア1週目と4週目の彼女達は、見違える程変化を遂げていて、その顔色・姿勢から、産後ヘルスケアがもたらす効果にビックリしたのを憶えています。マドレボニータが提唱する、「清濁あわせ飲んだ美しさ」の”濁”の部分をしかとこの目で確認しました。しかし、今回「子を持つことへ希望を抱く。」「子を持つことは幸せなことである。」という新たな考え方も得る事が出来ました。これが”清”の部分なのだと、発見できました。一つの場所にとどまる事無く、直感と好奇心で様々な場所に出向くことにより、たった一言への理解の程度が、腹の落ち方が、以前よりも大きく深くなりました。

イベント終了後、図々しくも食事会に参加させていただいて、仲良くして頂いた『ぱぱとままになるまえに』の皆様、どうもありがとうございました。

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ぱぱとままになるまえに
http://papamama.cc/

コクヨ エコライブオフィス品川
https://www.kokuyo.co.jp/creative/ecooffice/ 

NPO法人マドレボニータ
http://www.madrebonita.com/