MELC(長岡ゼミ)のブログ

前期の経験から感じた、今の想い

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今年2年目のMeLCの活動になる。昨年は、MeLCが目指しているものも見えず、ドキュメンタリーを作ったり、学校外へと出てawayを体験したりと、楽しかった活動ではあったけれど、何のための活動なのか、どういう意味があるのか分からないで活動をしていた。ただ、ただ、昨年は楽しい活動だった。

しかし、今年は昨年とは違う。私も成長したはずだ。

 

MeLC(Management Ethnographers’ Learning Community)は、既にある問題に対してアプローチを仕掛けるのではなくて、自分で学外へ出て感じたこと、発見したことをテーマとし、アプローチを仕掛けていく。越境は、そのテーマを見つけるための方法であると同時に、自分とは違った考え、新しいフィールドを発見する方法でもある。

 

私たちは、この越境を主として昨年から今年度の前期にかけて活動してきた。

そして、私は今期Fledgeというワークショップ実践をするコミュニティに参加させてもらっている。これは、12人の学部生が4人1組になり半期をかけてワークショップについて学び、最終的に一般に向けワークショップの実践を行うコミュニティだ。困った時には、東大の山内研究室の方やFledgeの先輩方にアドバイスをもらえる非常に内容の濃い勉強会である。

 

Fledgeに参加するまでいつもお客さんとして参加していたワークショップに今度は自ら主となって人が学ぶ場を創っていくのだから、多いにワクワクする。12人の集まった学生は、意識の高い学生が多く、Fledge以外にもいくつかの団体に所属していて、それぞれ自分が考える問題に対して活動をしている。しかし、そんな学生が集まっていても、ワークショップを創ることはそんな簡単なことではないと感じている。このFledgeという団体の性質にもよるものだと思うが、参加している人の興味関心がバラバラなため、ワークショップのテーマがなかなか決まらない。私のグループではメンバーそれぞれを知ることから始め、それを踏まえつつ意見を擦り合わせた。初めは、考え方の根本が違うから相容れないとか思って、どこか妥協しながら進めていたかもしれない。ただ、意見をぶつかり合わせてでも譲れない部分が出てきたことがあった。ワークショプのメインアクティビティを決める時だ。言い争いとまではいかないが、意見が分かれた。そこで妥協せずに話し合ってみると、互いの理解がさらに深まり、その後の議論が上手くいったのである。相手に自分の考え、想いを伝えることがいかに大事であるか、このFledgeでの活動を通して経験できた。相手を初めから否定するのではなく、理解しようとし、相手を考え伝える。簡単なことではあるが、これまで出来ていなかったのだと感じた。Fledgeでのグループワークはこうした自分を見つめ直す機会であったと思っている。

こうした意見の相違を経て、私のチームはワークショップの元となるコンセプトに時間をかけた分、その後しっかりと立ち返るところが出来た。だから、今私達のチームはブレることなく今進んでいる。次の一般に向けたワークショップが私たちのチームの集大成である。妥協せずにこれからも進めていきたい。

 

このFledgeでの活動は、9月で終了する。その後は、Fledgeを進めていくディレクターとして今後もFledgeに携わっていきたいと思っている。

ただ、この活動をFledgeのみの活動で終わらせるのではなく、Fledgeの経験を活かして何かをしたい。そんな想いが今は強い。

カテゴリー: たかなり ゼミ活動

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