MELC(長岡ゼミ)のブログ

下町・入谷にある不思議な空間

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4月28日19:00〜入谷にある Iriya Plus Cafe にて「まち塾若者から学びあうシリーズ:ゲストハウスtoco.の目指すもの」に参加してきました。

まち塾とは:「まち」で働き、生活する人が、「まち」を自分の 目線で活き活きとさせるための塾です。 「まち」毎に「まちライブラリー」(学びあいの場)を 設け、そこで受講者自らが課題を持ち込み、グ ループで議論し、「まち」を元気にするプランを作 り、実行していくことを目指している組織です。

参考URL: http://www.mori-m-foundation.or.jp/machi/seminar/20110418/pdf/machi_info.pdf

ゲストスピーカーの本間貴裕氏と出会ったのは11月に日比谷図書館で行われた「”人”のライブハウス」by まち塾@まちライブラリーでした。ほんの数分の出会いにも関わらず、なにか惹き付けられるものを感じました。 この"人"のライブハウスに参加した後、またお話が聞きたいと思い何回もゲストハウスtocoにお邪魔しようと考えていましたが行く機会を見逃していました。(blogでも紹介しています:http://www.tnlab.net/melcblog/2011/11/111128.html)

今回の会場は日比谷線入谷駅から徒歩1分程度の所にある昔の問屋を改装した Iriya Plus Cafeの2階でした。1階は広々としたcafeで本棚があったり壁にペイントがあったりと、とても落ち着く空間です。店の奥に入り階段を上がると東京にいることを不思議に思うほどの昔ながらの住居がありました。東京で生活していて畳に座ることなどあまりない私は懐かしく、また新鮮な気持ちがしました。

まず、グループに別れて座り、このまち塾では本を媒介して簡単に自己紹介をします。本を通してのコミュニケーションは私が今まで考えていたコミュニケーションの形からは全く新しく、その人の興味のあるものや、その人の人となりを知れるきっかけのツールになりうる気がします。まち塾では参加者に下の写真のものが渡されます。持ち寄った本を交換した際や、カフェにおいておくときに「まちライブラリー」のものと分かるように貼ることができるシールや、昔ながらの本の貸し出しカード、そしてYou Meカード。You Meカードはゲストスピーカーに対し何か一言書き、渡すためのカードです。

 

まち塾

まち塾

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単の自己紹介が終わりゲストスピーカーである本間貴裕氏の講演に移りました。彼は今入谷で大学時代の友人と、バックパッカーが集まるゲストハウスを経営しています。東京ゲストハウスtoco.(トコ)は、築90年の古民家を改装したバックパッカー宿に、宿泊客を含め様々な人が交流出来るリビング&バーラウンジを併設させたゲストハウスです。toco.は3期目のまだ出来て日が浅いゲストハウスですが、Japan Backpackers Linkアワード(日本各地にある「日本人・海外の旅人を広く受け入れているゲストハウス」の中から日本一を選ぶアワードだそうです。)2度も受賞している有名なゲストハウスです。

toco.: http://backpackersjapan.co.jp/

 

講演では、本間さんの幼少期から自身がなぜゲストハウスを経営しようと思ったのかを時系列でお話ししてくださいました。私は本間さんに惹かれる部分が多く、ある種あこがれを抱いているのですが、その理由が今回の講演を通して分かった気がしました。それは、やりたいことをやるというよりかは、思い立ったらすぐ行動をするタイプだからだと思います、失敗したことも苦しかったことも多々あったとおっしゃっていましたが、それ以上にある目的を達成するための活力が勝っている方だと講演を通して感じました。

 

まち塾のサムネール画像講演のあと、ワインや軽食などを取りながら参加者で交流しました。いろいろな世代の方、異なる職業に就かれている方など、様々な人が集まるワークショップでの出会いはとても非日常的でわくわくします。参加者全員と交流は出来なかったですが、出来るだけ多くの方とコミュニケーションを取りました。ゲストハウス経営を夢見る方や、カフェを経営したい方、起業支援家の方など普段の生活では出会うことがない方達とのコミュニケーションは新たな視野に気づけるきっかけだな、と思いました。

 

 

 

 

 

 

TOCOのサムネール画像ワークショップ終了後、ゲストハウスtoco.にもお邪魔させて頂きました。 Iriya Plus Caféからたった1分の外観はとてもシンプルでとても築90年の日本家屋があるとは想像できませんでした。入り口を入るとまずリビング&Barがあり、Barは宿泊者でなくても気軽に立ち寄れます。明るい照明に木のぬくもりを感じとても居心地が良い空間でした。宿泊者も近所の方も気軽に自由に立ち寄り、お酒や会話を楽しむ。この良い意味で敷居がなくふらっと寄れる場所が近所にもあったら良いのに、と心から感じました。

toco 庭barを抜けると広い庭園が現れます。その庭園の右側の建物がゲストハウスです。夜風が気持ちよく2時間程外でお酒を飲んでいたのですが、様々な人に出会いました。外国の方はもちろん、近所の方、常連の方....etc 誰も「はじめまして」なんて言いません。初対面なのになぜか会話が弾む不思議な空間です。きっとゲストハウスという場やそこに集う人たちがそうさせているんだな、と感じました。

"旧"に触れ"新"に出会う場所。

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