MELC(長岡ゼミ)のブログ

第8回モノマチ~ものづくりの魅力に触れる~

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5月29日に第8回モノマチに行ってきた。モノマチは2011年から徒蔵(カチクラ)エリアで行われている街をあげてのものづくりのイベントだ。徒蔵エリアとは台東区南部の御徒町から蔵前一帯のことで、このエリアは古くからものづくりの歴史を持つ。モノマチは今年で8回目。第8回モノマチは5月27日~29日までの3日間開催された。

 

モノマチはとても広範囲で行われているため、今回私は御徒町に焦点をあてた。最初に訪れたのはLINOKA Kukka(リノカクッカ)という北欧フラワーデザインを発信しているお店だ。予定では新御徒町駅にからすぐに台東デザイナーズビレッジに行く予定だったが、駅を出たところでワークショップの勧誘をしていたLINOKA Kukkaの店員さんと目が合い、これもなにかの縁かとブーケ作りのワークショップに飛び入り参加した。
店内に入ると、テーブルに材料と道具が並べて置いてあり、すぐにワークショップに参加できるような場が用意されていた。ブーケ作りは私のなかでものづくりという感覚がなかったのでとても新鮮な心持のなかでの体験だった。店員さんに手取り足取り教えていただき自分でも満足のいくものを作ることができた。
ブーケ作りを終えた後、ブーケ作りだけでは分からなかった北欧フラワーデザインに触れることができた。というのも、店内で生花を使ったアクセサリー作りの実演が行われていたのだ。最初はパフォーマンスとして作っているのかと思ってしまったが、聞いてみると、北欧では実際に生花のアクセサリーを身につけることがあるそうだ。 また、花だけでなく、ヒンメリというフィンランド伝統のオブジェも紹介していただいた。

 

P5290002.JPG

P5290006.JPG完成したブーケ
お店のシールを貼ることで売り物のような見た目に

 

LINOKA Kukkaを後にして、台東デザイナーズビレッジでレンタルサイクルを借り、2k540 AKI-OKA ARTISANに向かった。2k540 AKI-OKA ARTISANは秋葉原と御徒町の中間に位置する高架下にある、ものづくりをテーマとした施設だ。
到着するとまずハンドメイドの個人出店のブースが目に留まった。アクセサリーや陶器、ぬいぐるみなど幅広いジャンルの個性的なお店が並んでいた。その中でもアンティーク調のアクセサリーを販売していたお店に惹かれた。クリップ型のアクセサリーなどのユニークな商品が並び、見ているだけでも楽しむことができた。
その後立ち寄ったHacoaダイレクトストアもとても魅力的だった。Hacoaダイレクトストアは木で作られた商品を扱っている。例えば、木でできたキーボード。実際に文字の入力を体験することができたが、普段使っている自分のパソコンのキーボードよりも使いやすく感じた。店内は木の商品であふれていて、とても落ち着く雰囲気だったが、ユニークな商品が多く興奮が止まらなかった。

 

モノマチに行く前、本当はどこをどういった順番で巡るか計画を立てていた。だが、スタートからことごとく予定と違う動きをし、計画などあってないようなものだった。しかし、予定通り動かなかったからこその出会いが多くあった。今まで知らなかった分野のものづくりに出会えたのが一番の収穫だ。出会いの度に心が躍り、驚きも多かったがとても魅力的で新鮮だった。
計画通りに動かなくても充実していたのは、モノマチの雰囲気が1つの理由だと考えている。街のいたるところにモノマチののぼりが立てられ、ポスターが貼られ、人の賑わいが感じられた。普段だと一見立ち寄りにくいと思う場所も、気軽に立ち寄ってみようと思える雰囲気があった。
また、普段なら商品に出会うだけで終わってしまうが、モノマチでは商品との出会いで終わらなかった。出会った後に体験することや、作り手と直接会話をすることも気軽にできたのだ。だからこそ、モノマチを楽しめたし、モノマチに行くことでものづくりに魅力を感じることができた。今回モノマチに行って、ものづくりの魅力を感じるためにはいかに作り手との距離を埋められるかが大事なんだなと感じた。

カテゴリー: 越境レポート

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