今回は「カフェゼミ」について書きたいと思う。長岡ゼミでは、大学内の教室で行う通常のゼミのほかに、街の中のスペースを借りて月に一回の頻度で「カフェゼミ」を行っており、最近は様々なゲストスピーカーをお呼びしている。11月のカフェゼミにも、難民ホームステイの活動を行っているWelgeeという団体で共同代表をしている渡部清花さんにお越しいただき、日本における難民をテーマにお話を伺った。 私はカフェゼミの前に、渡部さんとの打ち合わせに同席したが、情けないことにその時まで難民とはどういう人たちのことを指すのか、難民と移民がどう違うのか、いまいち理解をしていなかった。話を聞いていくうちに、難民は自国を捨てて...
先日、職場の机周りの掃除をするのにゴミを拾っていたときに、それぞれの机に名刺が置いてあるのを見てふと思ったことがある。 名刺の役割って何なのだろう。 わたしは名刺の肩書きが怖い。名刺交換をしたとする。役職名から権力や地位を感じ、役職のイメージにその人を当てはめてしまうことでフィルターがかかり、その人のことをきちんと見ることができなくなる。これを同期のゼミ生・宮田は「肩書きバリア」と呼んだ。 また、わたしが肩書きが怖くなったきっかけもある。大学時代に参加したイベントで、学生と社会人が少人数でテーブルを囲んで対話する機会があり、「学生さんから見てどうなの?」とひとりの社...
12月17日(土)に実践女子大学で行われたイベント「ゼミレンジャー2016~経験のリアルとリアリティを考える~」に参加してきました。今年で3回目のこのイベントは実践女子、同志社女子、立教、慶応、東京都市、そして法政の6大学で構成された合同ゼミワークショップ(ゼミレンジャー)です。今年は去年のテーマ「経験の棚卸」に加えて「リアルとリアリティ」がゼミレンジャー2016のテーマでした。「経験の棚卸」というのは、それぞれの大学でのゼミの活動ではわざわざ言語化せずとも通じている部分を、大学の枠を超えてゼミをするときに、他の大学の人たちに自分たちの活動を伝えるために言語化することで経験を語り自分たちの活動...