“プレイフルとは、物事に対してワクワクドキドキする心の状態をいう。どんな状況であっても、自分とその場にいる人やモノを最大限に活かして、新しい意味を創り出そうとする姿勢とでも言ったらいいのだろうか。”(引用:プレイフル・シンキング/宣伝会議) 初めてプレイフル・シンキングを読んだとき、ただならぬ興奮を感じたのを覚えている。このときから、上田先生のつくる場のデザインにとても興味を抱き、いつか生・上田先生にお会いしてみたい!と思っていた。そして今回、同志社女子大学上田ゼミ(通称:girls band)が東京でワークショップを開催するということで、迷わず参加した。 ...
先日、宮城県石巻市雄勝町へ行って来た。この町は、町のメインストリートのほとんど全てを大津波によって失い、約4300人が暮らしていた町は、震災の影響で1000人ほどに激減。現在もまだまだ復旧活動が続けられている。そんな雄勝地区を食の魅力で活性化しようと地区の女性たちで結成したのが、「おがつスターズ」だ。おがつスターズは、同地区の各浜から推薦された女性ら14人で結成。「浜のかあちゃんの味、食べでみらいん!」をコンセプトに、雄勝の海産物を使った新商品開発や、地元の食材を生かした地域活性化に取り組んでいる。震災前は、浜が違えば会うこともなかった浜のお母さんたち。町内でも浜によって調理方法や味付けに違い...
カフェゼミのコンセプトでもあり、先日の夏合宿のテーマでもある「自作自演」。カフェゼミがはじまって2年が経ち、ゼミ生の人数も増えて、カフェゼミに遊びに来てくれる人も着実に増えてきた。新しい人が出入りすることでカフェゼミ自体に活気がつき、少しずつ「なんだかアヤシイ場」として巷で話題になればいいな、と思う一方、私を含めた肝心のゼミ生は、与えられたプログラムに乗っかった一参加者として振る舞っていたように感じる。「誰のためのカフェゼミ?」という本質を問いつつ、実験的ながらもカフェゼミの原点である自作自演に徹したいと思い、今回の企画を立ち上げた。 【食とコミュニケーション】 ゼミに入った3年前...
7月4日、今年度第4回目のカフェゼミは、SFCの加藤文俊先生の「カレーキャラバン」のお話を聴き、プロジェクトを通じて何を学ぶか?について考えました。この日は、カフェゼミが始まって以来、参加者最多の51人、しかもゼミ生が全体の参加者総数の半分以下になるという、記念すべき回になりました。 まずは、経営学部生が一般的に考える「プロジェクト」について、長岡先生からのレクチャーでスタート。「プロジェクト」とは、何か目的があって、それを達成するためのチームを作って、問題解決をする。そのシナリオが、私たちには知らず知らずのうちに身に付いていて、どこか予定調和である、とのことでした。一方で、加藤先生が手がけて...
震災から2年。東日本大震災は、私たちの価値観や生活スタイルを再考させる大きな出来事でした。 そんな中、生活工房15周年記念事業として開催された「日常/非日常展〜世界の明日につながるデザイン」。 私たちフードデザイナーズネットワークは、展示の一環として、「もしもの食」をテーマにしたフードやドリンクが味わえるカフェを3月中の土・日・祝日、7日間限定で三軒茶屋にオープンしました。名付けて、非常食カフェ「もしも」です。 震災を機に、非日常と日常の境目が曖昧になってきたように感じます。そして、それぞれの状況において、必要とされるデザイン。多様に変化する現代社会において、一人ひとりが何を考えて、何について...