ゼミ活動紹介

基本コンセプト

長岡研究室(MELC)
Management Ethnographers' Learning Community

活動テーマ:「創造的なコラボレーションのデザイン」

古い価値観や慣習に囚われず、自由闊達に個性を発揮しながら、
一人ひとりの多様性を受け入れる、明るい未来を先取りした
創造的な暮らし方、学び方、働き方 ・・・の姿を探り、描き、つくる、
"未来志向" の実践活動 に取り組んでいます。

長岡研究室(MELC)のスタイル

一人ひとりのゼミ生が「やりたいこと」に出会い、創造性を発揮していくことをめざしながら・・・・・・

  • ソーシャル・デザインのイベントに参加したり、
  • 街づくり活動のボランティアを体験したり、
  • 未来を先取りしたライフ・スタイルを提案したり、
  • ユニークな働き方の実践者にインタビューしたり、
  • 中学生や高校生の「居場所」の運営支援をしたり、
  • ワークショップや対話イベントを開催したり

・・・・・・ などの実践活動に取り組みます

長岡研究室(MELC)の活動

長岡研究室(MELC)に向いている人

長岡ゼミの特徴

(1)海外留学に積極的

  • トビタテ!留学JAPAN
  • 派遣留学 (シドニー大学;サンクトガレン大学)
  • 海外大学への長期留学(ポートランド大学)
  • 北京への長期語学留学
  • iLEAP短期留学プログラム(シアトル;9名)
  • 法政大学SAプログラム(7名)
  • 海外からの留学生受け入れ

(2)オープンなゼミ運営

大学や組織の枠を超えた多様な参加者を迎えて、ゼミを運営しています。

  • 他大学の学生や大学院生
  • 社会人(企業;NPO)のゲスト
  • 他大学との交流:
    慶應義塾大学・加藤研究室
    慶應義塾大学・牛島ゼミ
    産業能率大学・橋本ゼミ
    実践女子大学・松下ゼミ
    東京都市大学・岡部ゼミ
    同志社女子大学・上田ゼミ
    立教大学・中原ゼミ

(3)コミュニケーションを実践的に学ぶ

学年や年齢を気にせず、自由な雰囲気でのコミュニケーションを実現するために、学生間での「敬語禁止」をゼミのルールとしています。

また、ゼミ時間中には、様々なスタイルの「対話」を体験する機会が多く設けられています。

これらの機会を通じて、深く傾聴し、多様な視点から理解することや、自分の意見を表現していくことなど、コミュニケーションを実践的に学んでいきます。

(4)フリーペーパー(F&N)の作成

長岡ゼミでは、個人の活動成果を発信するためのメディアとして、半期ごとにフリーペーパー『Footwork & Network』を発行しています。

ゼミ生は、フリーペーパーの制作を通じて、取材、執筆、レイアウトデザイン、編集など、情報発信に必要なスキルを学びます。

同時に、ブログやSNSを通じて、積極的な情報発信を行い、メディア・コミュニケーションについても学んでいきます。

ワークショップ

(1)主体的な学びの場

ワークショップとは「参加者が主体的に議論に参加したり、言葉だけでなく体や心を使って体験したり、相互に刺激しあい学びあう、グループによる創造と学びの方法」です。

長岡ゼミでは「5つのポイント」を意識して、ワークショップに取り組みます。

ゼミ生は、フリーペーパーの制作を通じて、取材、執筆、レイアウトデザイン、編集など、情報発信に必要なスキルを学びます。

  • ワークショップに先生はいない。
  • 「お客さん」でいることはできない。
  • 頭が動き、身体も動く。
  • 交流と笑いがある。
  • 初めから決まった答えなどない。

(2)ゼミレンジャー(合同ゼミ)

2015年から始まった合同ゼミ「ゼミレンジャー」は、慶應義塾・実践女子・東京都市大・同志社女子・立教・法政の6大学合同で行なっています。

各大学のゼミが、それぞれ独自のワークショプを企画し、全参加者(約80名)で体験します。

普段出会うことのない、大学も学部も異なる学生と出会い、価値観や考え方の違いに触れることは、大きな刺激となると同時に、自分たちを見つめ直すきっかけにもなります。 

(3)グラレコ・ワークショップ

グラフィックレコーディング(通称「グラレコ」)とは、文字通り、絵を用いて会議やイベントを記録していく注目の方法です。

グラフィックレコーディング・ワークショップでは、ペンの使い方から線の引き方、◯△⬜︎など簡単な形で絵を描く方法を学びます。

通常の議事録とは違って、その場の空気感や臨場感など、記録者が感じた主観を積極的に描いていくのが、グラフィックレコーディングの特徴です。

(4)スリーテン・ワークショップ

長岡ゼミでは、ゲーム形式の対話型(コミュニケーション)ワークショップを通じて、「対話する力」を身につけていきます。

『スリーテン』は、仮想の世界を舞台にした対話型ワークショップです。参加者は、様々な視点・視野・視座から考察をすすめると同時に、異なる意見をもつ他者との「対話」を行います。

そして、お互いの立場に対する理解を深めていきながら、グループで合意形成していくプロセスを学びます。

フィールドワーク

(1)街の中で「新しい何か」を探す

長岡ゼミは街を歩きます。本郷、早稲田、銀座、日本橋、大阪梅田、名古屋栄など。フィールドワークを行い、街の中で「新しい何か」を探します。

ただし、「新しい何か」が特別珍しいモノや有名なモノである必要はありません。普段見慣れているモノを、別の視点から「観る」ことで、今まで気づかなった点が見えてきます。

フィールドワークを通じて学んでいくのは、「発見型のモノの見方」です。それが創造力を高める基礎となります。

(2)東大キャンパスのフィールドワーク

フィールドワークで発見したことは、メディアで発信・共有します。歩きながら見つけた、面白いものを写真に収め、感じたことはツイッターで投稿します。

例えば、東大へ足を運んだときは、その場にいない人にも「法政との違い」が鮮明に伝わるように、メディアを効果的に使うことを心掛けます。

そして、一番大切なのは、フィールドワークを楽しむことです。自分が楽しまないと、「楽しさ」を人に伝えることはできません。

(3)デパートのフィールドワーク

私たちの世代にとって、デパートは思い入れのある場所ではありません。でも、昭和世代の人々にとって、デパートに行くことは大きな楽しみだったそうです。

さて、昭和世代にとって、デパートの何が楽しいのでしょうか? デパートのフィールドワークを行い、「昭和」を感じてみることにしました。

豪華な装飾品や、美術館のような展示を味わっているうちに、「贅沢な気分になる」気持ちよさが、少し分かったように感じました。(2016年8月実施)

(4)名古屋のフィールドワーク

2018年の夏合宿では名古屋の街でフィールドワークを行ないました。

栄地区と大須地区をグループごとに歩き、「栄はどんな街か」「大須はどんな街か」を楽しみながら、考えました。

フィールドワークで大切なのは「感じる力」です。見知らぬ場所を訪れ、先入観を持たず、自分の五感をフルに使って感じ取ることを何度も経験しながら、私たちは「感性」を鍛えていきます。

ただし、楽しむことは忘れすに!

ソーシャル・デザイン

(1)多様性な価値観が溢れた社会を実現する

ダイバーシティ
  • マイノリティ支援:障害者、高齢者、LGBT、外国人と共生する社会
  • フェアトレード:新興国と先進国が共生する国際協力のあり方
  • エシカルファッション:「かっこいい」だけじゃない新しいファッション
  • パラレルキャリア: 「2枚の名刺」を持って働く新しい時代のキャリア
  • ソーシャルビジネス:「社会を変える」を仕事にする人々 & 組織

(2)自由闊達な空間・場・地域をつくる

コミュニティ
  • まちづくり:
    ・行政に任せず、参加型で「自分好み」の街をつくる
    ・新しい「都市生活」のあり方を考える
  • 居場所づくり:
    ・気の合う人に出会える、居心地のいい場所をつくる
    ・学校以外に「子供たちの居場所」をつくる
  • サードプレイス:
    ・カフェのような「対話のはずむ」空間をつくる
    ・自由な雰囲気で、真面目な話を楽しむ対話イベントを行う
  • ワークプレイス・デザイン:創造性を喚起する働く場所(場や空間)をデザインする

(3)一人ひとりのスタイルを大切にした暮らしを楽しむ

ライフスタイル
  • ワークスタイル:新しい価値観で自分らしい働き方を探索する
  • エコ(フードロス;アップサイクル):地球環境に優しい暮らしの楽しみ方を探っていく
  • シェアリング・エコノミー:シェアリング・エコノミー
  • 心と体(ウエルネス):
    ・心と体を大切にする暮らしを楽しむ
    ・市民参加型スポーツや障害者スポーツの普及に取り組む
    ・がんサバイバーの支援に取り組む

(4)「学び」を楽しむ未来型の社会をつくる

ラーニング
  • ワークショップの企画 & 運営:
    ・楽しむことを重視しながら、参加体験型で学ぶためのワークショップを企画・運営する
    ・NPOと協力しながら、子供向けワークショップを行ったり、高校授業でのワークショップ運営に参加する
  • 学校外の「学び」を支援する:
    ・貧困などの困難な環境にある子供の学習を支援する
    ・学校や塾とは違う、新しい「放課後の居場所」をつくる
  • 対話を通じた新しい「大人の学び」:
    誰でも気楽に参加でき、リラックスした雰囲気の中で、真面目な対話を楽しむ「哲学カフェ」の企画・運営を、カフェと共同で行う

越境活動

ダイバーシティ

(1)WELgee サロン

NPO法人 WELgeeは、難民支援に取り組んでいる団体です。日本に来た難民が、人生に希望を抱ける日本社会になることを目指して活動しています。

「WELgeeサロン」では、毎月、少人数での「知る・考える会」を行っています。そこではWELgeeのメンバーだけでなく、日本に来た難民の人も参加しています。

「日本に難民なんているの?」と思った人はぜひ参加してみてください。

(2)レインボーリール

この映画祭では、セクシャルマイノリティをテーマとした映画を上映します。

「セクシャルマイノリティ」という言葉がピンとこない人も少なくないでしょう。でも、ボランティアとして参加すると、実際に多くの人が自分の立場に悩み、社会の理解が得られない現状を変えたいという思いを抱えていることに気づきます。

長岡ゼミのメンバーの多くがこのイベントに参加し、セクシャルマイノリティ、ダイバーシティに関心を抱くきっかけになりました。

コミュニティ

(1)芝の家

港区芝三丁目の街中にある、港区と慶應義塾大学共同運営の地域コミュニティが「芝の家」です。

古民家風でパッと目につく縁側に引き寄せられた人々が集まり、赤ちゃんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、一人ひとりが自由に過ごしています。

決まった企画はなく、「面白そうだからやってみよう!」の一声でイベントが作られる自由さ、人の温かさを感じることのできる魅力的なコミュニティです。

(2)nest marche

公園が地域をつなげる「居心地のいい場所」になると、「もっとフレンドリーな都市」になっていくだろう。

そんな思いを持つ人々が運営しているのが南池袋公園です。そして、毎月第3土曜日に南池袋公園で開催されているのが「nest marche」です。

ボランティアとして参加してみると、公園で寝転んでいる人や、ハンモックを広げて休んでいる人がいて、街が「リビング・ルーム」のように、心安らげる空間になりつつあることを感じます。 公園が地域をつなげる「居心地のいい場所」になると、「もっとフレンドリーな都市」になっていくだろう。

そんな思いを持つ人々が運営しているのが南池袋公園です。そして、毎月第3土曜日に南池袋公園で開催されているのが「nest marche」です。

ボランティアとして参加してみると、公園で寝転んでいる人や、ハンモックを広げて休んでいる人がいて、街が「リビング・ルーム」のように、心安らげる空間になりつつあることを感じます。

ライフスタイル

(1)カレーキャラバン

カレーキャラバンは、慶應SFCの加藤文俊先生たちが始めた、「コミュニケーションを〈味わう〉場所を作る」プロジェクトです。

全国各地へ出かけ、その場所で調達した食材と、その場所に居合わせた人々の知恵を混ぜ合わせ、その場かぎりのカレーを作り、みんなで食べます。

プロジェクトを通じて、人とのつながり方や関わり方を感じながら、これからの私たちの暮らし方、生き方を考えていきます。

(2)メロンパンフェス

5月5日に行われている「メロンパンフェス」は全国から集めた様々な種類のメロンパンを売り、その利益をアフリカのコンゴに寄付しています。

人気のあるパン屋さんのメロンパンを集め、販売することで多くの人に集まってもらいます。そして、さりげないやり方で、「コンゴの紛争」に関心を持つきっかけを提供しようとしています。

「自分のため」が「誰かのため」になる、無理のない新しい支援のかたちを探っています。

ラーニング

(1)タマトーーク

「タマトーーク」は、何か困った時に「あ、あの人に相談しよう!」と思える関係性を作ること、そして、誰もがそうやって思い出される人になることを目的とした対話の場です。

毎月、多摩センターの「キャリア・マム」というカフェで行われています。リラックスした雰囲気の中で、毎回異なるテーマに沿って対話を行います。

これまで、学び、オリンピック・パラリンピック、私のモヤモヤ、などのテーマで対話を行いました。

(2)FLEDGE

大学生向けのワークショップデザインの勉強会が「FLEDGE」です。

様々な大学から集まった学生が、東京大学の先生の指導を受けながら、ワークショップを企画・運営するプロジェクト型の学習に取り組んでいきます。

大学の枠にとらわれることなく多様な学生との共同作業を経験したり、デザインの専門家として活躍する社会人と交流できることが「FLEDGE」の魅力です。

また、ここで築いたネットワークが更なる越境活動のきっかけになります。

交流のある団体

(1)NPO法人 キッズドア

経済的な事情によって、学習を続けることが困難な子どもたちがいます。キッズドアは、そのような子どもたちに、様々なかたちで学習支援を行なってます。

長岡ゼミでは、キッズドアとの交流を通して、子どもたちの未来のために、私たち一人ひとりができることを考えます。

「貧困支援」は難しいテーマだと感じるかもしれません。しかし、ボランティアとして支援活動に関わってみると、「まず行動してみること」の大切さに気づきます。

(2)NPO法人 Collable

障害を持つ人、高齢者、子供、外国人など、多様な人々が共存していくこと、つまり「ダイバーシティ」の重要性が社会に浸透しつつあります。

Collableは、障害のある人と障害ない人が共にイキイキと暮らしていけるようにとの思いを抱いて活動しているNPO法人です。

長岡ゼミでは、Collableとの様々なかたちで交流しながら、豊かな「多様性」を社会に浸透させていくために、私たちに何ができるかを考えています。

(3)株式会社 manma

manmaはソーシャルビジネスに携わるベンチャー企業で、 「家族留学」 という活動を通じて、「プレママ・パパ世代」のキャリア支援を行なっています。

「家族留学」は、先輩ママ・パパの家庭を訪問し、育児を見学したり、仕事と子育てを両立している先輩の意見を聞く機会を提供する活動です。

長岡ゼミの学生は「家族留学」に参加したり、manmaメンバーと交流しながら、「仕事と家庭の新たな関係」について考えていきます。

(4)NPO法人 カタリバ

カタリバは、「生き抜く力を、子ども・若者へ」を理念に活動している教育系NPOで、この分野をリードする存在です。

その特徴は、高校生にとって「ちょっと先輩」の大学生が主体となり、「学校外の居場所」づくりや、「授業・部活以外」の高校生の活動を支援していることに見出せます。

長岡ゼミの学生は、ボランティアやインターンとして、カタリバの活動に積極的に関っています。また、カタリバの方を招いてのオープンゼミも開催しています。

卒業生の活動分野

(1)企画サービス・ビジネス

  • リクルート 住まいカンパニー
  • リクルート マーケティング
  • リクルート キャリア
  • カルチュア・コンビニエンス・クラブ(TSUTAYA)
  • 乃村工藝社(ディスプレイ・デザイン)
  • 東北新社(映画配給)
  • ウェザーニュース(気象情報配信)

(2)ITビジネス & その他

  • ワークス・アプリケーション(IT系)
  • オラクル・ジャパン(IT系)
  • Hamee 株式会社(ITベンチャー)
  • ファーストリテーリング
  • 野村証券
  • パソナ
  • 西武鉄道    等々

(3)ソーシャル & 教育

  • 株式会社 nest(まちづくり)
  • NPO法人 Collable(インクルーシブ・デザイン)
  • 株式会社 ミミクリデザイン(ワークショップ企画)
  • NPO法人 キッズドア(教育)
  • NPO法人 カタリバ(教育)
  • 株式会社 LITALICO(障害者教育)
  • 小学校教員

(4)健康 & スポーツ

  • カーブス・ジャパン(フィットネス・クラブ)
  • BASI ピラティス(ピラティス・インストラクター)
  • 国立病院機構
  • 稲毛遊泳会(スイミング・クラブ)
  • 自転車競技選手

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