MELC(長岡ゼミ)のブログ

LGBTsについて考える

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6月3日、池袋にある”みらい館大明ブックカフェ”で行われた「Allyについて考える」会に参加した。”みらい館大明”とは、閉校となった豊島区立大明小学校をリノベーションして、地域のサークル活動や勉強会などを行っている生涯学習施設のことである。


bookcafe.JPGのサムネール画像

そこでは、1人が一方的に話すような講義形式ではなく、”フロアルール”に沿っておしゃべり感覚でグループトークしていくという形で進められていた。

フロアルールには、①多様性を受け入れよう、②長い目で考えよう、③秘密は守ろう、④失敗することもある、⑤”No"もOK、⑥対話をしようという6つのルールが書かれており、参加者はこれを意識することによって心地よい対話をすることができた。また、それとは別に”話のネタ”シートという紙も置いてあり、何を話したらいいかわからなくなっても心配することはなく、それを見ながらスムーズに対話をすることができた。

Ally.JPGのサムネール画像

参加してみてイメージの変化があったのは、まずAllyの定義である。参加するまでは、Ally=LGBTの理解者・支援者で何か活動を行っている人、というイメージがあり、知識も少なく、活動もしていない自分はAllyと名乗ってもいいのか?と思っていた。でも実際に当事者の方と話して、Allyとは「LGBTを受け入れてくれて応援してくれる人」のことであり、LGBTを理解しようと思う姿勢が重要だという認識に変わった。
また、LGBTに対して「理解・支援してあげる」というスタンスでいた部分もあったが、そのような上下関係ではなく、1人の人として接し対話することが大切だと感じた。
ブックカフェは、大人数でしっかりとした意見を言わなければならないという空気はなく、自由に素で話せる雰囲気で自分に合っていたので、また行きたいと思っていた。


そして次に参加したのが、6月16日に行われた「職場とセクシュアリティについて考える」会である。ここでは、職場の服務規定に関する事例を考えるということで、緑のポストイットに疑問、ピンクのポストイットにナイスアイデアを書きながらグループトークをし、その後社会労務士さんに解説をしてもらう、という流れだった。

sexuality at working space.JPGのサムネール画像

事例について簡単に説明すると、「男性として働いていたAさんが、性別違和によって女性的な見た目でいたいと思うようになり、スカートを履いて出勤したところ、服務規定では”シャツ以外原則自由”と言われていたのに、店長から”服装が常識的でない”と咎められた」というものだった。(具体的な事例は写真を参照。)


事例.JPGのサムネール画像 それに対して二つの質問、①店長の命令は有効か?それはなぜ?②自分がAさん、または A さんに賛同する同僚だったら、店長にどんな主張をするか?についてグループで考えていった。


あなたならどう考えるだろうか?わたしの意見は、①入社時の服務規定になく、また働く上で合理的な理由も伝えていないので、命令は無効。②「店長にとって”常識的”とは何ですか?」とまず店長の性に対する意識を探るのがいいのではないかと考えた。
店長の「服装が常識的でない」という言葉だけでは、Aさんは一従業員としても納得できないし、1人の人としても理不尽に感じると思う。でも、店長に対してすぐに自分の主張するのではなく、店長がどういう考えでそのような発言をしたのかを知る必要があると考えたからである。

そこでわたしがもし店長の立場だったら、「ファッションは人の自由だから着たいものを着ればいいと思う。でもスカートだと危ないから、仕事の効率を上げるためにも動きやすい服装を選んでください。」という風に、まず相手のスカートを履きたい気持ちを理解し、その後に命令することで、職場の良好な人間関係も築けるのではないかと考えた。


社会労務士さんからも、もしこう言っていたら有効な命令になるという例も挙げてくれたが、正解を出してしまったらそれ以上考えなくなってしまうと思うので、ここではあえて記述しないことにする。難しい問題だが、”自分はどう思うか”を考えることはとても重要で、LGBTsフレンドリーな社会に近づく大きな一歩であると思っている。

「あなたならどう考えるか?」


カテゴリー: ちー 越境レポート

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